各種石油化学品の国際的な原料不足が値上げを再度加速

2021年03月25日 横浜/日本:

1202日発表のプレスリリースにおいては北米の異常気象による化学原料MDIの供給不足による国際的な市況の急上昇を受けて、特にコールドボックスシステムとノーベイク(ペップセット)のパートII製品においては、原料の確保による安定供給と、品質維持の観点からASKグループとして国際的な値上げのご理解への発表を行いました。

その後、自社コスト吸収努力などに努め、日本法人においては現在まで需要家の皆様への値上げのお願いを回避することに成功してまいりました。

しかし、その他の基礎化学原料の価格上昇(2020年後半より)に加えて、その後も寒波や停電などによる米国化学工場のフォースマジュール宣言(不可抗力による操業停止など)なども続発し、特にMDIや特殊混合溶剤などの国際的な供給不足による原料高騰が続いており、安定した供給を続けるためにもこの度2021年5月1日よりの値上げのお願いをするに至っております。

またこれら米国発の供給不足に関しては、半導体、ナイロンなど広く日常品にも及んでおり、グローバル経済とサプライチェーンによる国際的な連鎖を感じることとなっております。

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